大山レッスン25回目2007年11月10日 15時00分00秒

 10月のレッスンは私の都合で延期になり、2ヶ月近く間が空いてしまった。そのせいもあるのかと思うが、音の出し方が乱暴になっていた様で、いつもと違うレッスンになった。
 最初はいつものようにロングトーンから初め、スケールは#と♭が3つまでの計7種類のメジャースケールからランダムに大山さんに言われたスケールを吹く。今日は、G、F、E♭、B♭、Aだった。
 そのスケール練習は一人で吹いたり、一緒に吹いたりするのだが、一緒に吹くときには音程を大山さんに合わせるように注意するのだが、高い音になると中々合わせられない。ロングトーンなら合わせやすいが、テンポ84で16分音符となると中々合わせられない。恐らく、それで今回のレッスンになったのだと思う。
 一通りスケール練習が終わった後、以前、このレッスン日記でも紹介した、エアタンギングでちゃんとした音程の音を出す練習となった。そうすると、簡単にできる音と全く出来ない音があることが判った。例えば、チューニングトーン(楽器のF#。五線譜の第5線)はちゃんとエアタンギングになっているし、音程もしっかりしているが、その上のAやB♭はエアタンギングにならないばかりか、音程も吹く度に違う。
 これは、結局の所、その音に合ったシラブルが出来ていないと言うことだ。つまり、エアタンギングでちゃんと音程の合った音が出せれば、シラブルは正しいと言うことである。言い換えれば、正しいシラブルで吹いているかどうかの確認にはもってこいと言うことである。結果は歴然としている。出来ないのは、情けないが、シラブルの確認方法が判ったので、いつでも客観的に確認できるようになった。
 この日は、結局、シラブルの確認や、エアタンギングを意識してフレーズを吹く練習に終始した。
 エアタンギングを意識して吹くというのは、リードアルトとして吹くときにフレーズの頭をちゃんと吹くと言うことと、正しい音程で吹き始める事に繋がり、サイドが合わせやすいし、良い音と言うことは、当然ながら聴く方にとっても心地よい。
 大山さんはここら辺の話をしながら、実際にベイシーの曲の一部を吹いて見せてくれた。そう言う所は大山さんもリードアルトを吹くので実に判りやすく説明してくれる。私が社会人ビッグバンドでリードアルトを吹いているのを知っているので、何かにつけて、こういうアドバイスをして貰えるのは非常に感謝している。
 さっき書いたように2ヶ月近くレッスンの間が空いたので、ちょっと気合いを入れて(^^;)パーカーのコピーとかやっていったのだが、結局、使わなかった。最も、無駄になったわけではないし、次回は吹くことになるだろう。
 今回のレッスンはいい音を吹くにはどういう練習をすればいいか、と言う非常に基本的な部分のレッスンだったが、逆に言うと、今までいかにひどい演奏をしてきたか、と言う事でもあり、冷や汗を禁じ得ない。いい音で吹くと言うことの大切さを改めて実感させられるレッスンであった。