ブレイブ ワン2007年11月01日 21時30分00秒

 ジョディ・フォスター主演のヴァイオレンス物である。フォスターは製作総指揮も務めている。
 ラジオのパーソナリティを務めるエリカは婚約者と夜の公園を散歩中、暴漢に襲われ、意識不明の重体となる。病院で目覚めたエリカは、婚約者が死んだことを告げられる。心に深いトラウマを負ったエリカは、外出することもままならない。ある日、思い切って外出したエリカは、不法にピストルを手にする。偶然入ったコンビニで強盗に遭遇し、射殺してしまう。そして、地下鉄でも...
 この映画の解説を読んだ時、直ぐに頭に浮かんだのは、20年以上前のチャールズ・ブロンソン主演の「狼よさらば(DEATH WISH)」だ。こちらも町のごろつきに妻を殺され、娘を暴行された主人公が一丁のピストルを偶然手にし、町のダニを処刑していく話だ。こちらは、自警団シリーズとして5本公開されたので、記憶している人も多いだろう。
 ジョディ・フォスターは子役から活躍しているが、最近は映画監督やプロディーサーとしても、腕をふるっている。美人と言うより知的な役がよく似合う。「告発の行方」「羊たちの沈黙」でアカデミー主演女優賞を受賞している。
 「告発の行方」は観ていないが、「羊たちの沈黙」で私のちょっと気になる女優の一人になった。この映画はレクター博士役のアンソニー・ホプキンスの怪演が光る名作である。肉体的な強さではなく、精神的にタフな役にぴったりの女優だ。
 スカッとする映画ではないし、ストーリーに捻りもないが、観終わって2時間を超えている事に驚いた。それだけ入り込んでいたのだろう。

大山レッスン25回目2007年11月10日 15時00分00秒

 10月のレッスンは私の都合で延期になり、2ヶ月近く間が空いてしまった。そのせいもあるのかと思うが、音の出し方が乱暴になっていた様で、いつもと違うレッスンになった。
 最初はいつものようにロングトーンから初め、スケールは#と♭が3つまでの計7種類のメジャースケールからランダムに大山さんに言われたスケールを吹く。今日は、G、F、E♭、B♭、Aだった。
 そのスケール練習は一人で吹いたり、一緒に吹いたりするのだが、一緒に吹くときには音程を大山さんに合わせるように注意するのだが、高い音になると中々合わせられない。ロングトーンなら合わせやすいが、テンポ84で16分音符となると中々合わせられない。恐らく、それで今回のレッスンになったのだと思う。
 一通りスケール練習が終わった後、以前、このレッスン日記でも紹介した、エアタンギングでちゃんとした音程の音を出す練習となった。そうすると、簡単にできる音と全く出来ない音があることが判った。例えば、チューニングトーン(楽器のF#。五線譜の第5線)はちゃんとエアタンギングになっているし、音程もしっかりしているが、その上のAやB♭はエアタンギングにならないばかりか、音程も吹く度に違う。
 これは、結局の所、その音に合ったシラブルが出来ていないと言うことだ。つまり、エアタンギングでちゃんと音程の合った音が出せれば、シラブルは正しいと言うことである。言い換えれば、正しいシラブルで吹いているかどうかの確認にはもってこいと言うことである。結果は歴然としている。出来ないのは、情けないが、シラブルの確認方法が判ったので、いつでも客観的に確認できるようになった。
 この日は、結局、シラブルの確認や、エアタンギングを意識してフレーズを吹く練習に終始した。
 エアタンギングを意識して吹くというのは、リードアルトとして吹くときにフレーズの頭をちゃんと吹くと言うことと、正しい音程で吹き始める事に繋がり、サイドが合わせやすいし、良い音と言うことは、当然ながら聴く方にとっても心地よい。
 大山さんはここら辺の話をしながら、実際にベイシーの曲の一部を吹いて見せてくれた。そう言う所は大山さんもリードアルトを吹くので実に判りやすく説明してくれる。私が社会人ビッグバンドでリードアルトを吹いているのを知っているので、何かにつけて、こういうアドバイスをして貰えるのは非常に感謝している。
 さっき書いたように2ヶ月近くレッスンの間が空いたので、ちょっと気合いを入れて(^^;)パーカーのコピーとかやっていったのだが、結局、使わなかった。最も、無駄になったわけではないし、次回は吹くことになるだろう。
 今回のレッスンはいい音を吹くにはどういう練習をすればいいか、と言う非常に基本的な部分のレッスンだったが、逆に言うと、今までいかにひどい演奏をしてきたか、と言う事でもあり、冷や汗を禁じ得ない。いい音で吹くと言うことの大切さを改めて実感させられるレッスンであった。

ボーン・アルティメイタム2007年11月11日 15時50分00秒

 ジェイソン・ボーン シリーズの3作目にして完結編だ。
 私が主演のマット・デイモンに注目しだしたのは、1作目の「ボーン・アイデンティティ」からである。
 1作目は数発背中を撃たれたボーンが漁船に救出されるところから始まる。一命を取り留めたボーンであったが、過去の記憶がなくなっていた。港に帰り、過去を探り始めたボーンは、何者かに襲われるが、無意識のうちに体が動き、撃退する。それから徐々に明らかになっていく自分の過去は過酷なものであった。それに追い討ちを掛けるように何者かの襲撃は続く...。
 2作目の冒頭で恋人を殺されたボーンは、危険を冒しながら暗殺者を追い詰めていく。CIAも総力を挙げてボーンを追い詰めていく。一方CIA局内でも不法な暗殺作戦を闇に葬り去ろうとする権力者とそれに気付いた局員の攻防も水面下で緊迫度を増していく...
 権力者の自殺と言う形で前作は幕を閉じたが、依然として、ジェイソン・ボーンの記憶は戻らない。過去を取り戻すべく行動するボーンに脅威を感じたCIA上層部はボーン抹殺を続行する。徐々に思い出す過去。それと共に恐るべき秘密作戦が明らかになっていく...
 シリーズを簡単に振り返るとこんな感じである。第一作からスピード感のあるアクションであったが、今作は最初から最後まで怒涛の勢いでストーリーが展開する。
 リュック・ベッソンの流れる様なカメラワークとは違い、全てのシーン、全てのカットに緊張感とパワーをぶちまけた様な映画だ。
 息つく暇が無い、と言うのが一番適切な表現かもしれない。
 ジェイソン・ボーンは007の様な明るさは無く、胸に悲しみを秘めた暗殺者である。マット・デイモンはこの役を好演している。他の映画、例えば私が観た映画だけでも「戦火の勇気」「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」「プライベート・ライアン」「ドグマ」「すべての美しい馬」「ブラザーズ・グリム」(残念ながら「オーシャンズ11~13」は観ていない)と思い付くだけでも結構あるのだが、この中でちょっと、本作に近い匂いのするのは「すべての美しい馬」位だ。まあ「ドグマ」はコメディといっても良いと思うが。^^;
 本シリーズを観るまでは、何となくまだ若者といった記憶しかなかった。「ボーン・アイデンティティ」を観て認識を新たにし、気になる俳優の一人になった。こういうタイプのアクションが出来る俳優は少ない。暫く注目したいと思う。

バイオハザード3 RESIDENT EVIL EXTINCTION2007年11月18日 15時00分00秒

 ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のホラー・アクション映画第3弾。完結編でもある。
 ご存知の様に、日本生まれのゲームを映画化したものだ。私は、この手のゲームをやらないので、基になったゲームがどのようなものか知らない。
 少ない知識から少し書いておくと、元々、プレイステーション用に発売された、ホラー・アクション・アドベンチャー・ゲーム「バイオハザード」(BIO HAZARD。外国では、Resident Evil)が基である。
 元々、バイオハザードとは、有害な生物(微生物、細菌、ウィルス等)が環境中に流出する事によって発生する災害を指す言葉である。
 日本では、国立感染症研究所の安全管理規定によって、レベル1〜4に分類される。
レベル1 個体及び地域社会に対する危険度が低いもの
レベル2 インフルエンザウイルス、ブドウ球菌、サルモネラ菌など
レベル3 高病原性鳥インフルエンザ、ヒト免疫不全ウイルス、炭疽菌、ペスト菌など
レベル4 エボラウイルス、天然痘ウイルス、黄熱ウイルスなど
 となっている。
 映画の粗筋を書くと。
 アメリカの家電メーカー、アンブレラ社は陰で密かに細菌兵器を扱っていた。ある日、ラクーンシティにあるアンブレラ社の秘密地下研究所で、研究中の「Tウイルス」が流出するバイオハザードが発生した。研究員は全員感染し、死亡する。アンブレラ社は研究所の調査とコンピュータをシャットダウンするために、特殊部隊を送り込む。
 一方、アリスはシャワールームで気絶から目が覚めるが、記憶を失っている。服を着て外に出ようとする所で、突入してきた特殊部隊につかまり、そのまま、研究所の中へ潜入する事になってしまう。地下鉄道に乗り、研究所に到着するが、生存者の気配も無く、アリスたちはコンピュータルームに向かう。しかし、コンピュータの自己防衛機構が発動し、通路にいるアリスたちにレーザー攻撃システムが襲い掛かる。一方、別働隊はTウイルスで死んだはずの研究員に襲われていた。Tウイルスによって、アンデッドとなっていたのだ。本能だけで肉への欲求に突き動かされるアンデッドは隊員達を襲い、貪り食う...
 2作目は舞台が地上に移る。流出したTウイルスによりラクーンシティはアンデッドが徘徊する地獄と化していた。アリスは生存者達と行動を共にしていたが、Tウイルス発明者の博士から電話が掛かってくる。アンブレラ社はこの事態を抹殺するために、ラクーンシティに核爆弾を投下すると言う。脱出を手助けする代わりに自分の娘を探してくれ、という依頼だった。4時間後のタイムリミット内に脱出すべく、アリスたちの死闘が続く...
 それから数年が経った本作では、Tウイルスは世界中に広がり、アンデッドに埋め尽くされた地上は、砂漠と化していた。僅かな生存者達はアンデッドの襲撃を避け、放浪の旅を続けていた。そんな中、あるモーテルにに立ち寄ったアリスは、アラスカにはTウイルスが及んでいない、と記述されたノートを見つける。生存者達と合流したアリスは、最終決着を付けるべく、研究所に戻っていく...
 と、こんな感じかな。
 1作目のミラ・ジョヴォヴィッチは、まだアクションに慣れていなかったのか、銃を発射するたびに目をつぶる、と言う初々しさであったが、3作目ともなると、彼女で無ければ違和感を覚える程、役にぴったりはまっている。このシリーズからアクション女優としてひとり立ちした感がある。去年公開の「ウルトラヴァイオレット」でもしなやかなアクションを見せている。
 バイオハザードのシリアス版とも言える映画に、ダスティン・ホフマンの「アウトブレイク」(因みに、あちらはエボラウイルス)がある。アウトブレイクでは人間の描写にスポットを当てていたが、こちらは、文句なしのアクション物となっている。
 しかし、自分の座っていた列と前列に小さな子供連れで見に来ていたのには驚いた。それも、まだ小学校に上がる前の子供だ。相手がアンデッドとは言え、その殺し方はかなり暴力的である。いくら基がゲームとは言え、そんな小さな子供に見せる内容ではないと思うのだが...