最高の人生の見つけ方 / THE BUCKET LIST2008年06月01日 21時10分00秒

 ちょうど一ヶ月振りに映画を観た。こんなに間が開いたのは久し振りだ。
 この所、仕事が忙しくなったのと、余り観たい映画が無かったのが原因だ。
 本当を言うと、この映画を観るつもりは無かった。と言うのも、20年来の友人を1ヶ月前に癌で亡くしたばかりで、泣くのが判っていたからだ。やっぱり、見ず知らずの人の中で涙を流すのは恥ずかしいからね。^^;
 簡単にストーリーを説明すると、病院で同室となり、余命6ヶ月と医者に宣告された2人の男が死ぬ前にやっておきたい事を書いた「棺桶リスト」(原題がこれの事)を実行すべく、世界へ旅に出る...
 ちょっと、簡単すぎるかも知れないが、他に書きようが無い。結末は書けないしね。
 この映画は、主役のジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの2人に尽きる。それ以外は、特にスリルがあるわけでもなく、事件が勃発するわけでもない。言わば、観客の予想通りに淡々と進む。名優2人の駆け引きを楽しむべきだろう。
 シチュエーションがシチュエーションなので、軽妙な、と言う訳にはいかないが、そこはそれ、台詞に思わず、ニヤッとさせられる。
 私の左の席は若いカップル、右は若い男で、途中までは両方とも、台詞やシーンに笑っていたが、終盤は流石に皆黙り込んで、時折顔を撫でていた。と言っても、映画自体はお涙頂戴的な作りではない。先に書いたように、むしろ淡々と進むのだが、それがかえって心にジワジワと沁みてくる。勿論、私も涙を拭ったがね。
 そう言えば「紀元前1万年」でも、ストーリーとは関係のない台詞の事を書いたが、この映画でも以前演奏した曲目と同じ台詞が耳について思わず苦笑した。「Nobody is perfect」、「完璧な奴はいないよ」とか訳すんだろうけど、まだ私が30代の頃、この題名の曲を演奏した。その当時、サックスセクションだけで、山中湖から少し山に入った、道志村で合宿をした事を思い出した。ちょっと懐かしかったね。

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